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血液検査結果の読み方1
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血球計算(CBC)
赤血球・ヘモグロビン・ヘマトクリット
3項目とも赤血球の検査です。血液中の赤血球の数、赤血球の色素量、血液中の赤血球の割合を示しています。主に貧血の有無や状態を調べるための検査です
- 高値:脱水、多血症
- 低値:貧血(原因は様々)
白血球数・リンパ球・好中球・好酸球
免疫をつかさどる細胞で、感染症や外傷、炎症、血液の病気で増減します。白血球は好中球、リンパ球、好酸球など数種類に分けられます。白血球の分類を調べることで、感染症やアレルギーの原因疾患の特定に役立ちます。
- 高値:細菌感染、腫瘍(白血病、リンパ腫など)、ホルモン分泌異常、興奮やストレス
- 低値:重度の細菌感染、腫瘍、自己免疫疾患、薬物や中毒など
血小板
血管の内側に貼り付き、出血を止める働きをします。多すぎると血栓(血の塊)ができやすくなり、少なくなると出血しやすくなります。炎症や腫瘍などで数が増減することがあります。
- 高値:貧血、ホルモン分泌異常、腫瘍、興奮やストレス
- 低値:自己免疫疾患、腫瘍、ショック状態
以上,血液検査で測定した検査項目について簡単にまとめたものです。検査結果と合わせて見ていただき,現状を正しく理解していただければと思います。また,異常値であるからといって病気であるとは限りません。他の検査の結果や現在の状況をふまえ総合的に判断することが必要ですので,ご不明な点がございましたら当院にご相談ください。