犬がかかりやすい
代表的な病気
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僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜん)
心臓内部の弁に異常が生じる僧帽弁閉鎖不全症は、中年齢~高齢の犬に大変多い病気です。早期に発見し適切な治療を行うことで大きく余命を延ばすことができますが、日常生活でその初期症状に気づくことは難しいため、定期的な健診がとても大切です。
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皮膚の疾患(外耳炎・アトピー性皮膚炎)
犬は皮膚の弱い動物で、外耳炎に代表される皮膚病はよく起こります。細菌やカビなどが原因の感染性皮膚炎以外にも、診断が難しいアトピーやホルモン異常による皮膚炎も多く、適切な検査や長期的な治療が必要となることもあります。
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消化器系の疾患
消化器系の病気は、犬が多く患う病気です。幼少期は異物の誤食(おもちゃなどを食べてしまう)、中年齢以降では胆嚢疾患や膵炎、高齢になると慢性的な難治性腸炎などが多く、嘔吐や下痢、脱水や栄養不良などの症状が表れます。
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歯周病
犬が虫歯(う歯)になることはほとんどありませんが、歯周病の発生はとても多く、3歳以上の犬の80%が歯周病だと言われています。細菌により歯が汚れ、口臭が強くなることが特徴で、悪化すると食欲不振や顎の骨折等が起こります。
猫がかかりやすい
代表的な病気
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慢性腎臓病(腎不全)
猫は腎臓病がとても多い動物で、加齢と共に腎機能が低下し、元気や食欲の消失、嘔吐や多尿などを伴いながら進行していきます。治療が困難な病気ですが、良好な状態を長く保つために様々な治療法が提唱されています。
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糖尿病
若い猫から高齢の猫まで幅広く見られるのが、ホルモン分泌異常です。中でも糖尿病は比較的太っている猫に多く、尿量が増え、食べても痩せていくという症状が表れます。放置すると死に至る病気であるため、異変に気づいた際は、早めの受診をお願いします。
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ウイルス感染症(猫エイズ・白血病・猫伝染性腹膜炎)
猫は、犬と比べてウイルス性感染症が多く見られます。特に「猫エイズ」「猫白血病」「猫伝染性腹膜炎」は、いずれも発症すると死に至る恐ろしい病気でありながら、治療法が確立されていません。血液検査を行うことで、感染の有無が容易に判定できます。
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歯周病
犬と同様に、猫にも多く見られるのが歯周病です。猫は歯みがきが困難であるため予防は難しいのですが、デンタルグッズを上手に利用することで歯周病の発症を遅らせることが可能です。また、口の中の環境を整える予防歯科処置の実施も可能です。
鳥がかかりやすい
代表的な病気
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マクロラブダス症
マクロラブダス(通称メガバクテリア)という真菌(カビ)の一種の感染症で、胃が侵され、胃潰瘍や胃がんの原因になるといわれています。種類によって感染しにくい鳥もいれば、セキセイインコのように重篤化しやすい鳥もいます。ヒナのうちに糞便検査を行い、治療することをお勧めします。
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重金属中毒
オウム・インコ類は、嘴(くちばし)が鋭く強いため、硬い金属もかじり取って食べてしまい、中毒を起こすことがあります。腸から金属成分が吸収されると急性に重度の症状が表れ、入院治療が必要になることが多い中毒です。
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発情関連疾患
持続的に発情することが原因で起こる疾患です。雌はカルシウム不足により卵づまりを起こしたり、それに伴い腹筋が破れてヘルニアを発症することがあります。また、雄は、精巣腫瘍が多く見られる傾向があるため、日常的に発情抑制対策を行って予防することが大切です。
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PBFD(オウム類の嘴羽毛病)
特に3歳以下のすべてのオウム・インコ類に感染するウイルス病です。主に嘴(くちばし)や羽毛に症状が出るため、この病名がついています。ヒナや大型の白色オウム類などは重症化し、死亡することもある病気です。他の鳥にうつるため、特に鳥を2羽以上飼育される場合には、発症前に検査をしておくことをお勧めしています。
小動物の特徴と
かかりやすい
代表的な病気
ウサギ・モルモット・チンチラ・デグーは、完全な草食動物です。
消化管が繊細で、適切な食事を与えないと病気になることがあるため、ペレットは必要量にとどめ、
一番刈りのチモシーを十分に与えてください。
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消化管運動の停滞・食滞
不適切な食事、繊維の豊富なチモシーの不足、摂取する水分の不足などが原因で起こりやすい病気です。胃腸の動きが悪くなるため、便が出なくなったり、食欲の低下などの症状が現れます。突然調子を崩すことが多く、早い段階で治療を行わないと重篤化することもあるため、早めの来院をお勧めします。
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咬合不全
ウサギ、モルモット、チンチラ、デグーの歯は生涯伸び続けるという特徴があります。歯が伸びて変形し、噛み合わせが悪くなるのが咬合不全です。変形した歯が口の粘膜を傷つけ、食欲の低下がおこり、悪化すると化膿したり、顎の骨の変形や鼻炎を起こしたりします。歯を削り正常に近い状態に戻す治療が必要となります。
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子宮や卵巣の疾患・乳腺腫瘍
ウサギは、犬や猫以上に子宮や卵巣の疾患が多い傾向があります。血尿が出ることもありますが、特に症状がなく発見が遅れる場合もあります。乳腺腫瘍は悪性の腫瘍が多く、モルモットは雄にも多いのが特徴です。病気の予防には、1歳未満での避妊手術が推奨されています。
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足底皮膚炎(ソアホック)
足の裏に脱毛、皮膚炎を起こす病気です。悪化すると赤く腫れて化膿したり、潰瘍を起こしたり、痛みから歩行困難となり食欲が落ちたりします。肥満、硬い床、運動不足、衛生管理の問題などで起こり、治療してもなかなか治らないこともあります。日頃から飼育環境を適切に保ち、体重管理や食事管理をきちんと行うことで予防が可能です。
ハムスターは、草食に傾いた雑食性の動物です。
身体の小さな動物のため、食事を与えすぎて太ってしまったり、偏食によって問題が起こったりします。
寿命は2~3年で、高齢になるにつれて病気が増えます。
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骨折
活発に動き回る若い頃に起こることが多いケガです。ケージ側面が網状で高いところまで登って足を引っかけてしまったり、狭い隙間に足を挟むことで骨折することが多々あります。ケージに金網が少ないものを使用することで事故を予防できます。
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腫瘍
体表にも体内にも様々な腫瘍が発生します。治療は手術での摘出ですが、大きくなりすぎると手術は困難になります。日常的に体を触って、何かしこりやできものがないか確認することが大切です。診療中に初めて発見することもありますので、定期的に健康診断を受けられることをお勧めします。
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心臓や呼吸器の疾患
高齢のハムスターに多く見られ、呼吸が早くなり元気がなくなったり、痩せてくることで気づかれることが多いようです。レントゲン検査で心臓や肺の状態を確認することで診断を行います。完治させることは困難ですが、内服薬で進行を遅らせることができます。
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アレルギー性皮膚炎
床敷きなどがアレルギー源となり、アレルギー性の皮膚炎を起こすことがあります。アレルギー源に触れる部分の皮膚が赤くなり、かゆみがひどく脱毛も多くみられます。内服薬と併せて床敷きを適切に変更することで早期に改善します。アレルギーのほかにも感染性の皮膚炎も多いので、原因究明のためにも受診をお勧めします。
猫と同様に完全な肉食動物です。
中高齢になると様々な病気が見られることがあります。
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副腎疾患
ホルモンを分泌する臓器である副腎が腫れたり、腫瘍になってしまうことで起こる疾患です。お尻や尾の辺りから始まる脱毛、痒み、陰部の腫れなどが見られます。手術が可能と判断される場合には摘出を試みますが、手術ができない場合にはホルモン注射で症状を抑えることができます。
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インスリノーマ
すい臓に腫瘍ができ、過剰なインスリンが分泌されることで低血糖になってしまう病気です。低血糖になると、発作を起こして亡くなることさえもあります。手術を行ったり、内服薬で血糖値をコントロールする治療を行います。
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心臓病
高齢のフェレットに起こることが多く、副腎疾患に併発することも多い病気です。主に弁膜症や心筋症の発生が多く、呼吸が荒くなり元気がなくなります。レントゲン検査やエコー検査である程度の診断が可能ですが、完治は困難な病気ですので、内服薬で進行を防ぐ治療を行います。
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腸炎
フェレットはもともと消化機能が優れてはいないので、時々下痢を起こします。腸炎により下痢を起こすこともあり、寄生虫、ウイルス、細菌などの感染や、その他の特殊な炎症が報告されています。重篤化することもあるので、早めに原因を突き止め治療することが大切です。